文章を書いたとします。
あなたは、推敲しますか?するとしたら、何回しますか?
今回のテーマは理性と感情です。推敲に役に立つテクニックをご紹介します。推敲を3回以上する方は必見です。
よくある話ですが・・・
人は、何かの物を購入するのを迷っているとき、実は、すでに購入するかどうかは決まっている。
迷っているのは、購入する理由を正当化しているだけだ。
こんな話を聞いたことはないでしょうか。
恐らく、脳科学や行動心理学をビジネスに活かそうと思って学ばれた方は、一度は聞いたことはあるかと思います。
最近の脳科学の進歩はすさまじく、上記のことを、ほぼ正当に証明できているとのことです。
となると、この定義をライティングに活かさない手はないわけです。
もう一度いいますと、脳科学的には、人は、
あれこれ選択するときは、すでにどうするかは決めている
ということなのです。
この法則をどう利用するかということですが、今回のテーマ、理性と感情という括りでいいますと、まず、感情に訴えかけてしまえば、あとは、理性で正当化してくれるということになります。
ライディングでいえば、読者の感情をONにしてもらうことを、最優先にすることで、読者は、理性で後付けで勝手に正当化してくれるというわけです。
では、感情をONにするには、どのようなテクニックが必要でしょうか。
読者の感情をONにするときに、必要なのは、書き手の感情を表現するということです。例えば、好き嫌いを具体的に書いたりなどです。書き手の絶対的な価値観を表現するということです。
そうすることで、書き手の感情に共鳴が生まれやすく、その流れで感情が何らかの決断を促してくれるというわけです。
そこまで行ってしまえば、あとは、理性が正当化してくれると!
間違っても、最初から理性に訴えかけて何かを買ってもらうという間違いはしないでください。
まずは、感情に共鳴してもらう。このことから始めてみてください。
感情に共鳴してもらい、決断までしてもらっている状態で、理性に訴えかけるテクニックとしては、いかに、その決断が、フェアであり、公正であり、誠実なのかを証明するといいでしょう。
例えば、他の何かとの比較などするのがテクニックとしては最適です。
また、ReasonWhyを徹底する。なぜそうなのか?をしっかり説明する。などです。
わたしの最近の事例ですが・・・
引っ越しに伴い、テレビの買い替えをしようと思ったわけです。
そのために、価格.comなどを調べて、商品や価格をある程度調べ、その足で、近所の大手電機店に見に行くわけです。そこで、だいたいの、相場や品質などが分かってきまして、再度、価格.comで細かい機能も調査していく流れとなります。
そんなとき、ソニーのブラビアというブランドが良さそうだと気付き、ブラビアを中心に最新モデル、1年前のモデル、フラッグシップモデル、中型機、低価格帯などを調べて、結果、2019年モデルのX9500Gが、品質的にもコスト的にも良さそうだと判断したわけです。
それで、ほぼほぼ、X9500Gで最安値をつけているお店でポチっと購入しようと思っていたのですが、まだ、ちょっと迷いがあり、こんなサイトを見つけて、このサイトでおススメされているテレビが、わたしの購入するテレビとなり、東芝 REGZA 49Z730Xに決まったわけです。
そのサイトは、http://monomania.sblo.jp/article/162887916.html
このサイトの特徴は、言い切っているということでしょうか。普段、テレビの性能、価格など全く考えていないわたしにとっては、今ならこれにしなさい!と言い切られると、そのままポチっとしてしまいますよね。
そんなこんなで、たかがテレビですが感情で共感したものを購入し、理性であれこれと理由付けするというのは、脳科学で証明されているように、そのとおりのようです。