エートスは、すべての表現の土台になるものですが、このエートスが不在になっているからです。
良くも悪くもエートスに人は集まります。
もともとのエートスの意味は、ギリシャ語で、「いつもの場所」という意味です。
いつもの最後の拠り所というニュアンスです。
このエートスという言葉から、習慣・特性・価値観・倫理というニュアンスが生まれています。
エートスにとっての重要な要素が3つあります。
1.価値観・倫理
ここを述べると、人間の徳・人格について
2.知
専門的な知の領域に辿りついていること
3.読み手に対する好意・思いやり
例えば、学者が発言するとき、ただ単に事実を発表しているだけだと、好意は伝わらないが、同じ内容でも、好意を込めた場合は、文章に表現されます。
エートスは、聞き手と書き手、両方に持っています。
エートスを力強く表現できる人がリーダーになれるといってもいいでしょう。
このエートス同士が共鳴したときに、コミュニティになりえます。
では、エートスという概念として、
習慣≒常識
選択≒価値観
正しさ
が重要になります。
この3つの概念がずれると、共鳴されませんので、ここを守って表現するようにしましょう。