文章で表現できる「魅力」とは、一体何でしょうか?
正しいことを伝えれば、魅力的でしょうか?
間違ったことを伝えたら、魅力的ではないのでしょうか?
答えの1つとして、
カタルシス(浄化)を与えられるかどうか
と言えると思います。
なぜ、水戸黄門というドラマは認められるのかというと、見ていて、スカッとするからです。
絶対的に正しいことをしているわけでもないし、人が好きであろうことを言っているからでもなく、カタルシスを与えスカッとしているからです。
これは、古代ギリシャ時代から言われていることで、演劇でも、どうやってカタルシスを表現できるかということを追求しています。
水戸黄門は勧善懲悪で分かりやすいですが、このスカッと感の与え方はパターンがあります。
その表現方法として3つあります。
1.好き嫌い
例:ケーキが好きだ
2.価値観(べき論)
3.実際の行動
例:朝から1時間並んでやっとケーキを買いました
3の表現をすることで、文章の深みに出てきます。
多くの人は、その手前の表現で終わってしまっています。
目の前に人がいるような感じで文章を書いていくと、実際に行動をした内容を入れることで、キャラクターが読み手の中に作られていきます。