文章の最初の書き始め、いわゆる、オープニングについて考えてみたいと思います。
オープニングには、テーマの設定が必要になります。
テーマとは、「これから、わたしは何について書きますよ!」と明示することです。
もし、テーマがなければ、読者は何の話をしているのかは分からないはずです。
しかし、このテーマの設定が、なんとなくしかされていない文章が非常に多く見受けられます。
問題点としては、
・テーマが設定されていない
・テーマ設定が遅く(文章の中盤あたりにようやく出てきたりとか)
が、あげられますが、読者にどこに持っていきたいのかを明確にしないと、読者としても困ってしまいますよね。
テーマの設定
テーマの設定には2つあります。
希望を与える型
恐怖を与える型
特に、この2つを意識すると、わかりやすいテーマの型になりやすいです。
伝えたい内容は同じでも、テーマ設定は、「希望」「恐怖」どちらとも選ぶことはできます。
一般的には、「恐怖」型の方が響くことが多い。
特に、書き手と関係が築かれている場合は、「恐怖」型の方が、すぐに×ボタンを押されることは少ないです。
では、「希望」型はどういうときは使うかというと、コミュニティ向けに使い分けるといいと思います。
読者との関係のレベル
関係のレベルは4段階あります。
1.行動のレベル(Community)
2.関係のレベル(Not Act)
3.関心のレベル(Not Blieve)
4.無関心(Not Read)
があります。
行動レベルの関係レベルにおいては、「希望」のテーマが有効です。
関係、関心、無関心のレベルにおいては、「恐怖」のテーマ設定の方が離脱しにくくなります。
文章を書く目的として、どのレベルの読者をどのレベルに誘導したいのかを明確に考える必要があります。
4から1へ一気に誘導することは、ほぼ無理です。
もちろん、すごく長い文章であれば、一気に乗り越えることは可能ではありますが、そのためには、とてつもない文章力が必要となります。
なので、まずは、どのレベルの読者をどのレベルに誘導したいのかを明確に考え、テーマをしっかり設定することが重要になります。
コミュニティができていなければ、「恐怖」の型が適切なのかもしれません。